【Report】2k540 AKI-OKA ARTISAN
多様な職人が考えるものづくり
高架下ものづくり会議 Vol.2,Vol.3
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2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)「高架下ものづくり会議」とは

JR秋葉原駅と御徒町駅間の高架下にある、“日本のものづくり”をコンセプトにものづくり職人の工房とショップがひとつになった商業施設「2k540」。10周年を迎える今年、新たにはじまり商店街さんとタッグを組んで2k540のものづくりとそれに関わるみなさまや、周辺地域とのコミュニケーションと連携を深めながら、リアルな場を活かしたワクワクする体験や価値を様々なかたちで届けていきます。その1つとして始まった企画が、2k540 のショップや周辺地域の方をお招きして「ものづくり」や「クラフト」、「秋葉原、御徒町エリア」の魅力についてリレー形式で発信するオンライントークイベント「高架下ものづくり会議」です。今回は、Vol.2(2021年5月28日(金)開催)とVol.3(2021年6月16日(水)開催)についてお届けします。

Vol.1の様子はこちらの記事をご覧ください。
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Vol.2 手仕事に求められる編集するチカラ
2021年5月28日(金)に開催したVol.2のゲストは、前回のゲストnocraの石島さんからバトンを受けた、食べて飲んで遊べる楽しい家「遊食家」をコンセプトに、イタリアンバールと日本の居酒屋を組み合わせた和風バールなお料理とお酒を楽しむ店遊食家Booの高木哲哉さんと、a:buchiadotのトウダさん、片山さんからバトンを受けた、金属の「もの」と「もの」を寄せ集め、ろう付けなどの技術で繋ぎとめ、ひとつの形を作り出す伝統技術「よせもの」を使って美しく繊細に輝くジュエリーを生み出すMASAAKi TAKAHASHiの高橋正明さんでした。
刺激を受け合う場が
次のものづくりに繋がる
食とジュエリーと性質が全く異なるお二人のクリエイター。そんなお二人からは共通して「場」や「空気」についてトークがありました。
そもそもアイデアの源泉は勝手に湧き出ているものでは無く、インプットをたくさんすることで新たに生まれるもの。特に高木さんは持ち前の性格もあって、自らで様々な情報を取得しにいくことはもちろん、2k540での夏祭りイベントや2k540のクリエイター同士の交流機会を企画するなどして、自分たちが楽しみながら様々な状況下で様々な刺激を受け合う場がものづくりの空気を創り出すことをしているそうです。

当日の様子はぜひこちら(Facebook)からご覧ください。
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Vol.3 暮らしの中にある、幸せな生地
2021年6月16日(水)に開催されたVol.3のゲストは、遊食家Booの高木さんからバトンを受けた、「革をもっと身近に」をモットーに掲げ、国内外の良質な革を使用した財布・バッグなどを製作し、素材の良さを最大限に引き出す研究も続けている革製品ブランドb3Laboの成田あすみさんと、MASAAKi TAKAHASHiの高橋さんからバトンを受けた、明治時代に大阪で生まれた「注染(ちゅうせん)」と呼ばれる技法で染料を注いで染める染め工場の手ぬぐい専門店にじゆらの小野雅子さんでした。
2k540の店頭から作り手の
想いを繋げていきたい
生地を扱うお二人の口から共通して出てきたのは、作り手の想いを伝えるというものでした。成田さんは、ものづくりは人の体温が伝えられるもの、2k540では職人が傍にいることもあって、その方の想いが直接購入者に伝えられると言います。特にギフトとなれば、作り手からお客様へ、そしてまた別の誰かにその想いが繋がっていくことに魅力を感じているようです。
小野さんは、注染手ぬぐいに魅了されて就職したこともあって、注染の職人も工場も減っている現状を残念に感じていて、手ぬぐいを残したい、注染を残したい、手ぬぐいがもっと皆さんの手に届くように、職人の技術と手ぬぐいの良さを伝えていきたいという思いがあります。

当日の様子はぜひFacebook又はInstagramをご覧ください。

次回は2021年7月9日(金)を予定しています。
ぜひ2k540ホームページをチェックしてみてください。
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・施設名称 2k540 AKI-OKA ARTISAN
・所  在 東京都台東区上野5-9
     (JR秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)
・営業時間 11:00-19:00(水曜定休日)
      一部店舗は営業時間が異なる場合があります 
・アクセス JR山手線 秋葉原駅から徒歩6分
      JR御徒町駅から徒歩4分
      東京メトロ銀座線 末広町駅から徒歩3分

取材編集/くらしづくり・まちづくり室